英検1級の1次試験に合格すると喜びに浸る間もなく次は2次試験が待っています。
私が受験した時は1次試験合格発表から2次試験当日までは約4週間ほどの期間がありましたが、決して長いとは言えない期間ですので時間を無駄にせず効率良く対策をしていきたいですよね。
英検1級は英検の中で最難関な級なだけあって合格率は10%くらいと言われています。
私も初めて英検1級2次試験の内容を見たときには合格がとても大きな壁に感じました。
でも5週間しっかり対策したら1発で合格することができたんです!
この記事では私が英検1級に1発合格した時に2次試験に向けて対策したことをご紹介したいと思います!
英検1級2次試験の内容
初めて受験する方は英検1級2次試験の内容から覚えておきましょう。
面接は全部で約10分程、受験者1人に対して面接官2人で行われます。
- 自由会話
- スピーチ(2分間)
- Q&A(4分間)
①自由会話は「今日は何でここまで来ましたか?」「どんな仕事をしていますか?」などの日常会話のような質問です。
②スピーチは5つのトピックが書かれたカードを渡され、1分間でトピックの選択をしスピーチの内容を考えていきます。
この時メモを取ることはできないので頭の中だけで考える必要があります。
その後2分間与えられ選択したトピックに対してスピーチをしていきます。
③Q&Aは選択したトピックや自分のスピーチに対して面接官2人が交互に質問をしていく時間です。全部で4分間くらいありますので、自分の回答が短ければ短いほど質問数は多くなります。
1問に対してあまり長く回答できなかった私は4問ほど質問されました。
日本英語検定協会が公式で2次試験のバーチャルアニメーションと試験内容を公開していますので、必ず1回は確認しておきましょう!
英検1級2次試験に向けて対策したこと
ではここからは、私自身が英検1級に1発合格した時に2次試験に向けてどのような対策をしたのかお話していきたいと思います。
1.英検1級2次試験のトピックにも対応できるように使える表現を増やす
私が英検1級2次試験の問題を見て最初に感じたのは、トピックの内容の難しさでした。というのも、そもそも日本語で聞かれても何て答えたら良いか迷ってしまうようなトピックばかりだったからです。
そこで英検1級2次試験のトピックに対応できる知識の引き出しを増やす=自分にも「使える表現を増やしていくこと」に時間をかけることに決めました。
そんな中でも幸いだったのは、2次試験のトピックの種類は1次試験のライティング問題のトピックと似ていたことです。
ライティングよりも考える時間が格段に短いものの、トピックの引き出しは一部使いまわすことができます。
そこで、私はこの2冊の本を使って自分にも使える表現を増やしていくことにしました。
- 英検1級 面接大特訓
- 英検1級 最短合格!英作文完全制覇
この2冊を使った2次試験対策については別の記事でもまとめています。詳しくはこちらへ!
2.オンライン英会話で毎日スピーキング練習
もう一つ私にとって英検1級2次試験が大きな壁に感じたのは、日常生活で英語を話す機会がほとんどなくスピーキングに1番自信がなかったからでした。試験を受けた頃にはワーホリから帰国して3年ほど経ってしまっていましたし、仕事でもスピーキングを使うことは滅多にないという環境でした。
そこで1次試験の結果通知後から2次試験本番までは、毎日少しでも英語を話す機会を作って「英語を話すこと」自体に慣れるようにしました。
毎日英語を話す機会を作るといっても話し相手が必要です。どうやってその機会を作ろうかという悩みを解決してくれたのが「オンライン英会話」でした!
オンラインなので時間も場所も選ばず忙しい社会人の方にもピッタリです。オンライン英会話スクールはたくさんあり迷いましたが、私が使用したのはDMM英会話でした。
DMM英会話は空いた時間を見計らってすぐ予約できたので私には毎日続けやすかったです。
また、無料体験をしたときに下記の教材が私には使いやすく、私が英検1級2次試験対策として使用できそうだったのも決めてでした。
- デイリーニュース
- テーマ別会話
デイリーニュースは最近の時事問題を理解し、様々なトピックに使える表現を増やすのにも使えます。また、各ニュースに対して必ず自分の意見を聞かれるような質問をされるのでQ&A対策にもなりました。
テーマ別英会話は様々なトピックに対して意見を伝える内容になっています。英検1級のトピックよりは意見を考えやすい内容が選定されていることが多いので、まずは身近な内容から意見を伝える練習をするにはちょうど良い教材です。
無料体験から始められるのでどこのオンライン英会話にしようか検討中の方はまずは1回試してみるのがおすすめです♪
3.スピーチの土台を決めておく
これは1次試験のライティングの対策の際もやっていたことなのですが、私の場合は試験本番に1からスピーチ内容を考えていると焦るので、最低限のスピーチの土台だけ先に決めておきました。
例えば私の場合はこんな感じです
- 導入文=トピックに対する自分の意見(2文)
- 理由①(約2・3文)
- 理由②(約3文)
- 結論=トピックに対する自分の意見の繰り返し(1文)
①導入文と④結論についてはトピックが変わっても同じ文章を使うと決めていました。
②③については自分が話せるスピードによって文章量がかなり変わってくるかと思います。
上記の量だと少ないと感じる方もいるかと思いますが、私は早く話すのが苦手なため長くても3文と決めていました。
でも早く話せる方にとっては(内容を整理できるのであれば)もっと長く話せる方が点数に繋がるようなフレーズや語句も盛り込めるかと思います。
ただし、制限時間を大幅に過ぎてしまいますとどんなに話途中でもタイムキーパーに止められてしまいます。「その後に言いたいことを言いきれなかった」とならないためには制限時間内に収めるように意識して話すことも大切です。
4.選定したトピックについてスピーチの土台に当てはめる練習
1~3の対策をしつつも、同時に3で作っておいたスピーチの土台に1で増やした使える表現を理由にあてはめて実際にスピーチを作っていく練習もしました。
最初は1分で考えるのが難しいのでライティングのように紙にスクリプトを書いていきます。
発音やスピードを意識しながらスクリプトを読んでいく練習をします。
英検1級に特化して効率よく自分の直した方が良いところなどを教えてもらえるように、試験対策専門のオンライン英会話も申し込み、25分×5回の授業を受講しました。
授業の構成はこんな感じです。
- 宿題で出された事前に用意したスクリプトのスピーチを読みそれに対して質問をしてくれる
- その場で出された5つのトピックに対して本番と同じ流れでスピーチとQ&Aを行う
- それぞれのフィードバック
私を担当してくれた先生は毎回明るく授業をしてくれたので前向きに取り組めましたし、良かったところも言ってくれるので自信にもなりました。自分が考えた文章構成のおかしなところや、本番のように時間を制限してスピーチをしたときに出てしまう直した方が良い癖なども指摘してもらえるので自分だけでは気づけないところを改善することができます。
いきなり1分でスピーチをまとめて話す練習だけするよりも、この①~③のステップを踏んだことで段階的に自分のスピーチ作成スキルを向上させることができたと思います。
まとめ
今回は私が英検1級に1発合格したときの2次試験対策についてお話しました。
- 英検1級のトピックに対応できる使える表現を増やしておく
- 毎日英語を話す機会を作る=オンライン英会話
- スピーチの土台を作っておく(本番焦らないように・・・)
- 英検1級対策専門の先生にサポートしてもらう
もし良かったら皆さんの英検対策の参考にしてみてください♪
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